デザイン思考を活用した

サービスデザイン支援
ワークショップ

デザイン思考に基づいて、サービスデザインやUXデザインのフレームワークを組合せ、お客様の事業やサービスにより高い価値やUXを提供することを目的としたワークショップです。

サービスデザイン支援ワークショップとは

現代は人々の価値観が多様化して必勝法がないVUCA(※)の時代です。このような時代では、ユーザーに深く共感して、ユーザー自身も気付いていないニーズであるインサイトを見つけ出し、実現アイデアを立案・検証するデザイン思考のアプローチが有効と言われています。

クレスコはデザイン思考のアプローチを活用し、新サービス開発のとっかかりやDX人材育成の入門など、多くのお客様のDX推進を支援しています。

※VUCA(ブーカ)とは、ビジネス環境や市場・組織・個人などあらゆるものを取り巻く環境が変化し続け、将来の予測が困難になっている状況を意味し、「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」という、4つの単語の頭文字から成ります。

サービスデザイン支援ワークショップは事前講義とワークショップの2段階構成です。

デザイン思考の構成要素である「プロセス」と「マインドセット」を講義で理解し、実践的なワークを通じて体得することを目指します。

ワークショップでは、ユーザーを定義して共感するところからはじめ、課題やニーズを探索します。その後、課題の解決策についてアイデアを発想し成果物としてまとめていきます。

サービスデザイン支援ワークショップの活用例

サービス開発に活用

  • ユーザーに合ったサービスコンセプトが定まらない
  • 新しいサービスやビジネスのタネがみつからない
  •  関係者が多くてサービスの要求事項がまとまらない

DX推進支援に活用

  • 業務のオートメーションが進んでいない
  • 組織の壁がDX推進を妨げている
  • 課題解決の実現に最適な技術やツールがわからない
     

デザイン思考の研修に活用

  • DXの最上流を担うリーダーが不足している
  • 企業の成長に不可欠なイノベーション人材がいない
  • 会社の将来を考えられる有望な社員を育成できていない

サービス開発に活用

ユーザーに合った
サービスコンセプトが定まらない

ユーザーにサービスを使ってもらうためには、ユーザーの課題やニーズに合ったコンセプトを設定することが重要です。デザイン思考のアプローチで、ユーザーに共感して、課題やニーズに合ったサービスのコンセプトを作り上げます。

新しいサービスやビジネスの
タネがみつからない

新しいサービスやビジネスには、対象となるユーザーが存在します。ユーザーの本質的な課題やニーズを深く理解し、新しい価値や新しい技術を活用する方法を探索することで、サービスやビジネスのタネを見つけ出します。

関係者間でサービスの
要求事項がまとまらない

サービスの要求を決定する際には、関係者が同じ「ユーザー像」や「ユーザー要求」を共有することが重要です。参加者全員でユーザーの要求を整理し、共通の認識を築くことでスムーズな合意形成に役立ちます。また、その後のRFP作成に活用することもできます。

DX推進支援に活用

業務のオートメーションが
進んでいない

「RPAを活用して業務の効率化をはかりたいけど、どの業務を対象に進めればいいの?」とお悩みの方にお勧めします。
独自のフレームワークを用いて業務を棚卸し、身近な困りごとやニーズを探りながら、自動化を検討すべき業務を段階的に抽出していきます。

組織の壁が
DX推進を妨げている

DXの推進には異なる組織の関係者が協力し合う必要があります。ワークショップでは、心理的安全性を保ちながら組織間の課題とニーズを明確にし、優先順位を決定し、目指すべき未来を共有します。
社内コミュニケーション活性化の契機としてワークショップを活用できます。

課題解決の実現に最適な
技術やツールがわからない

業務に携わる人の置かれた状況や心情に深く共感することが重要です。その上で、ツールや技術をどのように活用するのが望ましいかを検討します。
ワークショップでは業務視点と作業者視点で要求を抽出し、関係者が受け入れやすい最適解を見つけ出します。

デザイン思考の研修に活用

DXの最上流を担うリーダーが
不足している

DX推進が急がれる中、DXの推進リーダーを育てる必要性が高まっています。組織やビジネスを変革するためには、デザイン思考が不可欠です。研修ではユーザー視点で問題を解決するスキルを身につけることができます。

 

企業の成長に不可欠な
イノベーション人材がいない

新しい視点で問題を解決するイノベーションには、本質的な課題を見極める力がカギ。デザイン思考の研修ではユーザーの課題やニーズを深く理解し、イノベーションにつながるアイデアを生み出すプロセスを学ぶことができます。
 

会社の将来を考えられる
有望な社員を育成できていない

迅速な対応が求められるビジネス環境では、課題を早期に発見し、フィードバックをもらいながらアウトプットの質を高めることが重要です。研修では多様なメンバーで目標や価値観を共有し、意見交換をしながら成果物をまとめていきます。「チームビルディング」の実践の場としても活用できます。

ワークショップの内容をさらに詳しく知りたい方は、資料をダウンロードしてご覧ください。

ワークショップの流れ

このワークショップでは、「ダブルダイヤモンド」というデザイン思考のフレームワークを使います。
あるテーマについて、ペルソナの理解から課題発見、アイデア発想、プロトタイプ作成までのデザイン思考の一連のプロセスを体験できます。
各ステップでは、サービスデザインやUXデザインのフレームワークを用いたワークを行います。

STEP1

e-Lerning受講

  • 【事前学習】ワークショップを実施前にe-learningを受講し、デザイン思考について理解します。

STEP2

ユーザーの理解と体験価値の定義

  • ペルソナ像についてディスカッションをし、ユーザーへの理解を深めます。
  • 共感マップやカスタマージャーマップなどを用いてペルソナの課題やニーズを抽出します。

STEP3

アイデア発想

  • 課題やニーズの解決策についてアイデアを数多く出し、選出してブラッシュアップします。

STEP4

プロトタイプ

  • 新しいアイデアのコンセプトを定義。ペルソナの要求や利用体験をコンセプトシートにまとめます。

STEP5

評価

  • コンセプトシートで各チームのアイデアを発表し、他のチームからの評価を受けます。

※ワークショップ流れの一例です。
※ビジネスモデルの策定は含まれません。

ワークショップ概要

タイトル サービスデザイン支援 ワークショップ
内容

デザイン思考に基づいて、カスタマージャーニー分析やアイデア発想などを行うワークショップです。ワークショップの内容は、お客様の課題と要望に合わせて設計いたします。

プログラム

・デザイン思考講座(e-Learning)1時間程度
・ワークショップ  1Day 6時間程度

※事前打ち合わせにて貴社ご担当者へヒアリングを行います。
※「デザイン思考講座」のe-Learningアカウントを受講人数分発行いたします。
 ワークショップ実施前に受講をお願いします。

ワークショップ

実施会場

オンライン開催(インターネットに接続できる環境、及びツールへのアカウント作成が必要となります)

※当社会議室、または貴社指定の場所でのオンサイト開催も可能です。
オンサイト開催は東京都内とさせていただきます。その他の地域はお問い合わせください。

人数

2名〜10名まで

※11名以上の場合はオプションとなります。
※人数が多い場合はチーム分けを行います。

費用
  • 規定テーマプラン 500,000円〜
    当社で用意した既定テーマ*でワークショップを行います。デザイン思考の入門研修におすすめです。
    *規定テーマの例:「ハイブリットワークにおける働き方を考える」など
  • 自由テーマプラン 700,000 円〜
    自由に設定したテーマでワークショップを行います。お客様の事業や目的に合わせたテーマでワークショップを活用したい場合におすすめです。
オプション

人数の追加、ワークショップの回数追加、カスタマイズや、AIやデータ分析など技術に特化した専門家のサポート追加があります。

※1回完結のワークショップだけではなく、継続的なご支援をすることも可能です。

ファシリテーター

HCD-Net認定 人間中心設計専門家またはスペシャリスト

※ファシリテーターの人数は、ワークショップ参加者数により変動します。

ワークショップのイメージ

ワークショップでは、オンラインのホワイトボードツールを使用します。
参加者は付箋ツールなどを使って、アイデア出しやディスカッションをリアルタイムに行います。

お客様の声

  • ユーザーに寄り添った新規サービスを検討

    新規サービスを企画していて、デザイン思考のワークショップを活用しました。サービスの対象ユーザーに共感しながらニーズを探り、いくつかのアイデアのタネを見つけることができました。参加メンバーからたくさんのアイデアや意見がでたことも良かったです。
     

  • 新技術を使ったサービスのコンセプトを整理
    とある新技術を使ったサービスのコンセプト設定に悩んでいました。ワークショップでは、ユーザーの視点に立つことの重要性を学び、従来の作り手からの視点では出てこないコンセプト案を出すことができました。
     
  • DX推進のための社員研修に活用

    デザイン思考を社内に普及させるために、研修としてワークショップを利用しました。
    ワークショップでは、ペルソナのインサイトを見つけることの重要性や多様なアイデアを出すことで新たなアイデアが生まれることなど、デザイン思考のプロセスとマインドセットを体験することができました。

成果物のイメージや具体的な事例を知りたい方は、資料をダウンロードしてご覧ください。

進め方とスケジュールの目安

開催1ヶ月前〜

事前打ち合わせ

貴社ご担当者へのヒアリング
(打ち合わせはオンラインにて実施)

開催1週間前~

事前準備

貴社
デザイン思考講座(e-Learning)を受講
開催スペースやWeb会議ツールを準備

当社 (クレスコ)
ヒアリング内容に応じてワークショップ内容を組み立て

開催当日(1Day)

ワークショップ開催

ご参加の方にオンライン / オンサイトで集合いただき、ワークショップを開催

開催後2週間程度

振り返り会

アンケート結果の共有やワークショップ実施後の質問についてご回答

ファシリテータープロフィール

sagawa

佐川 隼一 (Sagawa Junichi)


株式会社クレスコ UXデザイナー

クレスコ入社後、Webアプリケーション開発の経験を経て、UXデザイナーへ転向。家電製品のソフトウェア仕様調査・分析、Web/モバイルアプリのユーザー要求仕様の策定からUI設計まで幅広く手がける。
また、社内でUX/UIデザインを学ぶコミュニティを運営し、人間中心設計(HCD)やUXデザインの知見発信を行ってる。

HCD-Net認定人間中心設計専門家、LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター。

澤田 憲之(Sawada Noriyuki)


株式会社クレスコ UXデザイナー

システムエンジニアとして入社後、教育事業部門で学習支援システムおよびコンテンツの開発に従事した後、IT関連研修の講師や研修の企画・開発・運用など歴任して大規模研修を統括。
2012年からは全社横断のシステム開発支援部門に異動し、B2B/コンシューマ向け問わず、ユーザーの使い勝手を重視したUI設計、UX設計を行い、ユーザー調査、ユーザー要求定義からユーザーテストまで幅広くUXデザイン業務に携わる。近年は新規事業開発における提供価値の探索やビジネスモデル策定など、サービスデザイン領域に活動を広げ、人間中心設計手法を実践している。

HCD-Net認定人間中心設計専門家

katsume
勝目 知里 (Katsume Chisato)

株式会社クレスコ UXデザイナー

美術系大学を卒業後、Webデザイナーとして活動し2016年にクレスコに入社。UXデザイナーとして数々のプロジェクトに参画。 AIなど先端技術を用いた開発チームでの要求策定から、ユーザーの使い勝手を重視したUI設計まで幅広く手がける。 また、ユニバーサルデザインを意識したビジュアルデザインも得意としている。
LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニングの学びを活かし、よりよいサービスを作るためにステークホルダー全員が参加できるようなワークショップを開催。

HCD-Net認定人間中心設計専門家、LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター。

お客様事例

サービスデザイン支援ワークショップ

リーフレット、事例紹介資料をご覧いただけます。
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